ここで、「お布施」の意味について少しお話します。
僧侶が法要を営むことはビジネスではなく、あくまでも法施(※1)です。遺族も葬儀での「お布施」は法要のお勤めへの対価として支払うのではなく、あくまでも財施(※2)として行うのだ、というのが本来の考え方です。
※1法施=正しい仏法の教えを説き、精神的な施しを行うこと。
※2財施=仏教の教えに感謝を表し、施すること。
だから、「お経料」、「戒名料」というのはふさわしくなく、上書きは「お布施」とするのが正しいとされています。(※葬儀概論より抜粋。)
ところで「お布施」は、いくらお包みしたらいいのか解らない方がほとんどだと思います。お寺様は、お気持ちでといわれますが、皆様困りますよね。(無宗教の場合は必要ない、当然ですよね。ところで、あなたの家の宗派は何宗ですか、ご存知ですか。
仏教では、
などがあります。
最近では、「収骨」の後、「初七日」の法要をお願いされることが増えています。(これは本来、「環骨」のお勤め(法要)です。)
ここでは「広島」でのお話をします、というのは同じ宗派でも地域で相違があるからです、面倒ですよね。広島は、「安芸門徒」というぐらいに、お寺は6割ぐらいが「浄土真宗」だと思います。
「浄土真宗」もいくらかの派に分かれています、おおまかに言えば「本願寺派(お西)」と「真宗大谷派(お東)」です。「浄土真宗」の場合、基本的には「法要のお勤め」以外に「お布施」は必要ありません。
「浄土真宗」もいくらかの派に分かれています、おおまかに言えば
です。
基本的には「法要のお勤め」以外に「お布施」は必要ありません。「戒名」はと思っているあなた、「浄土真宗」は必然的に(この解釈が正しいかは別です。)つけていただけます。
「戒名料」という「お布施」は要りません。ちなみに「浄土真宗」の場合「戒名」ではなく「法名」といいます。
「法名」は(釋○○信士・信女)とつけます。
但し、「院号法名」をお願いされる場合、30万円から40万円となります。(個人的には、不要と思います。)「お布施」は(枕経・通夜・葬儀)で10万円から20万円です。それ以上でもいいですよ。
経済事情によっては、5万円でお願いすることもあります、恥ずかしがらずに、正直にご相談されれば、お寺様はお受けくださいます。
お寺様にとってお勤めは「法施」なんだから。
他宗派の場合(浄土宗・真言宗・曹洞宗・臨済宗・日蓮宗他)では、(枕経・通夜・葬儀)で20万円から50万円となります。これに「戒名」に対する「お布施」が20万円から50万円と幅があります。
ただお寺様によっては、「檀家」から「戒名」に対する「お布施」をお受け取らないところもあります。
目安として、「法要のお勤め+戒名」で50万円くらいと思ってください。
(あくまでも目安です、経済事情によってはお寺さまとご相談ください。)
また、「導師(法要のお勤めをしていただくお寺様のこと)」以外に「副導師」や「脇導師」をお願いする場合、別途「お布施」が必要となります。
おおまかな説明ですが、参考になりましたか。
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